毎年楽しく端午の節句をお祝いするには、五月人形の管理保存が大事です。
保管の仕方が悪くて、大切な人形にシミが付いたり、形くずれがしたりすると、せっかくのムードも台なしになります。
お子さまのすこやかな成長を願うのが端午の節旬。人形の健康にも十分な注意を払ってやってください。

◆ホコリをよく 払ってからしまう
健康そのものの金太郎の顔にホコリがついていたのでは様になりません。
人形をしまう時には愛情を込めた手入れをしたいものです。
空気が乾燥した天気の良い日を選んで、人形に付いているホコリを羽根パタキなどでよく落とします。
細かいところは歯ブラシなどを便うとよいでしょう。
鎧兜などの金物は、乾いた柔らかい布でよく拭いて、手の脂が残らないようにしてください。

 

 

◆布や紙でくるみ箱の中に
箱の中にしまう時は、柔らかい布や紙でそっと包んでホコリやチリから守ってあげましょう。
兜の鍬形など金属部分は、新聞紙でくるんでもかまいません。
インクの脂がサビを防ぎます。
包む時に、人形の顔や、鎧兜の金物を直接手や指で触れるのは禁物です。
脂がついてそこにシミが付きやすくなってしまいます。
布や紙で人形を包む時は強すぎないように、強くすると形くずれの原因になります。
包み終わった人形や部品は、一つずつポリ袋にいれて密封すると良いでしょう。大敵である虫食いを防ぎます。
箱の中にしまうときには、すき間に新聞紙などをほどよい強さで詰め込みますす。
人形が動いてぶつかり合わないようにするためです。強く詰めすぎると、形くずれしてしまうので注意しましよう。

◆防虫剤は正しく使って
人形をしまう時に使用する防虫剤は正しく便用してください。
人形の保存に適している防虫剤はナフタリン系のものです。
人形専門店で売っているものなら安心です、バラジクロル製剤やしょうのう製剤など他の防虫剤と併用するのはやめましょう。

また、前回使用した防虫剤と別系統のものを使うのも避けて、毎年同じ種類の防虫剤を使用してください。
防虫剤は使用方法をよく確かめて、適量を直接人形に触れないように箱の中に入れましょう。

◆湿気のないところに保管する
箱に納めた人形は、家の中でも比較的湿気の少ない納戸や押し入れの上段、あるいは天袋などに保管してください。
湿気の多いところにしまっておくと、カビがついて、そこがシミになったり変色したりすることもあるからです。
ただし、あまり乾燥しすぎるのも良くありません。とくに人形の揚合は、乾燥しすぎると顔にヒピが入ったりすることがあるので注意してください。

◆年一回は虫干しを
十月頃の、カラッと晴れた日、風通しのよい湯所で虫干しをしてください。
虫千しの際に、直射日光が当たるところは避けましょう。
顔のヒビ割れや衣裳の変色につながることがあります。
再度収納する時にも、羽根パタキやブラシでホコリをよく落としてからしまいましょう。

 

       
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